2014年12月31日水曜日

年の終わりの雑感など

時が経つのは本当に早いもので、イギリス時間で今この投稿を書いている瞬間に12月31日になりました。

今年は本当にいろんなこと、いろんなところに行きました。一月のマルタ旅行に始まり、イースターにはベルギーとルクセンブルグ、夏にはインド、シンガポール、台湾そして今月にはポルトガルなど、知らないうちに1年で7カ国も行っていました。

また特に夏にはアジア太平洋ユース会議に始まり、京都グローバルリーダー育成カップ、そしておそらく自分が今まで参加した会議で最大規模のハーバードアジア・国際関係プロジェクトの会議など多くのイベントがあったとともに、個人レベルではJapan Times STに記事を掲載していただいたり、これまで通り地元・広島での報告会はもとより、大阪・東京においても自分の留学経験を発表する貴重な機会を頂きました。

また、人生で初めて就職活動を経験し、いきなり受けた戦略コンサルティングファーム(PWC Strategy&) は身の程知らずで正社員採用に挑戦し、そのハードルの高さに一時は自信を失いましたが、二回目の挑戦では有り難いことにフェルミ推定やケース面接の対策ができていなかったにも関わらず、なんとか4次面接まで耐え忍んでDeloitte Consultingから夏期インターンシップのオファーを頂きました。

そして何より、ついに今年で20歳になったということが自分の中では大変大きいです。もちろんイギリスでは18歳でほとんど大人と同等の権利・義務を得るのですが、日本人として「社会的に」ついに大人の仲間入りをしたという事実は他の何よりも重く感じました。今まで、自分で言うのは何ですが、「子供としては・10代としては」すごいといろんな方に言っていただいてきましたが、もうこれからはただの大人です。まだまだ精神的には成熟していませんが、「ただの」大人として自分がどうやってバリューを題していくのかというのは今の自分に取って大きな課題です。

今学期の終盤、本当にエッセイやプレゼンテーションに追われて非常に苦しかったのですが、そのときにふと「もし日本の大学に入っていたら大学2年生でこんなに苦しいほど勉強していなかったかもしれない。今これだけ勉強させられる環境にいるのはむしろ幸運なことではないか。」と思いました。この思いは特に国際関係学の単位を今年初めて取った同級生にエッセイのアドバイスをしている時に強くなりました。なぜなら、自分が話しているうちに自分でも驚くほど国際関係学の知識がついていることに気づいたからです。

年の締めくくりとして自分が強く思うのは、「今自分がおかれている環境で自分の全力を尽くす、今を懸命に生きる」ことが一番大切なことだということです。確かにいろんなことを心配したり、悩んだりするのは時として良いことです。しかし最終的に今、この瞬間の課題に全力で取り組み続ければ、最終的に良い方向に向かっていくのではないでしょうか。そんなことを考えながら、今年の終わりを迎えた僕でした。

2 件のコメント:

  1. はじめまして。よくブログを拝見しています。 僕は現在ロンドンでA levelを勉強し、LSEに入学したいと考えています。
    ダニエルさんがLSEに入り、1番よかったと思うことは何でしょうか。

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  2. うーん、一言では言い表せないですが、「(おそらく将来歴史に名を残すであろう)すごい学生たち」と「すごい教授陣(卒業生)」から常に知的な刺激を受けて本当の意味で自分たちが生きている「社会」について考える機会があるということですかね。抽象的で申し訳ないです。

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